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【廃棄物】 バイオ燃料の副産物 グリセリン不法投棄容疑の経営者を逮捕(北海道)

 【湧別】廃食用油からバイオディーゼル燃料(BDF)を製造する際に出るグリセリンを、オホーツク管内湧別町の山林に不投棄したとして、遠軽署は10日までに、廃棄物処理違反の疑いで空知管内の土木会社経営の男性を逮捕、従業員ら4人も同日、同違反の疑いで書類送検した。

 逮捕、送検容疑は3月30日、湧別町の山林に、グリセリンの入った一斗缶295個など計約4・5トンを捨てた疑い。グリセリンの不投棄による摘発は道内初。
 同署によると、容疑者は一昨年まで奈井江町内でBDF製造会社を経営し、グリセリンを保管していた。「処分できず、困って捨てた」と容疑を認めているという。土地所有者から同署に届け出があり、発覚した。

 グリセリンは専用のボイラーやストーブの燃料にも使えるが、産業廃棄物として処理するとドラム缶1本当たり1万5千円から2万円ほどかかるという。
 釧路地検北見支部は10日、土木会社経営の男性を起訴した。

出典: 2013/12/11 北海道新聞 朝刊

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