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【廃棄物】木材チップ野積み 廃棄物処理法違反 業者を撤去指導(和歌山)
和歌山県新宮市の産業廃棄物処理業者が、破砕処理した木材チップを同市相賀に野積みにしていることが分かった。チップは野ざらしの上、一部チップの上にかぶせた土の中にコンクリート片が交じっていることなどから、和歌山県東牟婁振興局は廃棄物処理法に違反するとして二十四日、早急に全撤去するよう口頭で行政指導した。
チップが積まれているのは、新宮市相賀の国道168号から西へ約三百メートル入った空き地。業者によると、空き地は借地で、約三千平方メートル。チップの一部は高さ六メートル以上の山になっており、平たんな場所の一部はコンクリート片交じりの土をかぶせていた。
業者は「チップは工場などにバイオマス燃料として販売している」というが、野ざらしになっているため、県は廃棄物と判断した。
同社の社長は「指導に従い、撤去する」と話している。
出典:2013/4/25 中日新聞朝刊