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【水質】汚染水処理「全社で対策を」 書類送検受け市原市長(千葉)

 アルミサッシ製造「不二ライトメタル」東日本事業部(市原市八幡海岸通)の水質汚濁防止法違反事件では、同社が排水処理施設の不具合を放置し、基準外の汚染水を繰り返し千葉港に排水していたとされる。11日、法人としての同社と汚水処理担当者らが書類送検されたことを受け、市原市の小出譲治市長は「全社を挙げた取り組みを求める」とのコメントを出した。

 

 親会社の「不二サッシ」(川崎市)によると、アルミサッシを製造する同事業部の工場では、薬品を使用するため、アルカリ性や酸性の汚染水が発生する。本来なら処理施設で排水基準内に収める処理をするが、遅くとも2009年頃から、処理のために必要な施設の整備や機械の入れ替えをしていなかったという。

 

 昨年11月に市原市から改善命令を受けた不二ライトメタルは、4月までに設備を改修して報告書を提出。市の5、6月の立ち入り調査では、問題は解消されていた。書類送検を受け、同社は「環境配慮と法令順守の重要性を認識し、社会的責任を自覚したい」とのコメントを出した。

 

出典:2015/08/12 東京読売新聞 朝刊

 

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