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【排出枠】“発電時のCO2排出を一部相殺、排出係数を引き下げ” エネサーブ

エネサーブは、国内クレジットを1万8000トン取得した。2008年の同制度開始以来、最大級の取引とみられる。発電時のCO2排出の一部を相殺し、小売する電気の排出係数を約7%引き下げる。

 制度開始時にこれまで発行された国内クレジットは34万4000トンで、エネサーブの取引でその5%が一度に動いたことになる。排出枠は、中小工場やクリーニング店などが、重油から天然ガスへの燃料転換やLED証明の導入などで生み出した排出枠を取りまとめた。

 同社は購入した国内クレジットを、自社が販売する電力のCO2排出係数削減に活用。販売電力量1キロワット時あたりのCO2排出量は、0.474キログラムから、0.443キロに引き下げられた。

 これにより、温対法対象の大規模事業者は国に排出量を報告する義務があるが、エネサーブが供給した電力の排出係数を低減させることで、顧客は報告する排出量を減らすことができる。

 

出典:日経産業新聞

 

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