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【排出枠】“ゼロエネ住宅に支援策が追い風に” 大和・ミサワ・三菱地所
住宅メーカー各社が、家庭内のエネルギー創出量と消費量の差が賞味でゼロになる「ゼロ・エネルギー住宅」の商品戦略を強化している。2012年度予算の概算要求で、国土交通省や経済産業省によるゼロエネ住宅に対する支援策を追い風に、各社は付加価値を高めるなど新機軸を打ち出す。
大和ハウス工業は今年10月、家庭用リチウムイオン蓄電池や太陽光発電を備え、ゼロエネ住宅に近づけるシステム「スマ・エコ オリジナル」を発売。来年1月から同システムの購入者を対象に、経産省の「国内クレジット制度」を利用し、太陽光発電などで削減したCO2排出量を買い取る制度を開始。ミサワホームは09年4月から展開するゼロエネ住宅「スマートスタイルゼロ」を中心に販売を強化。三菱地所ホームは今年6月、冷暖房にかかる消費エネルギー量が従来商品より約66%減の全館空調システムを採用した「ゼロ・エヴァリエ」を発表するなど、各社とも「ゼロエネ住宅」ブランドの確立を急ぐ。
出典:FujiSankei Business i.