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【大気】排ガス濃度データ改ざん 姫路の汚泥処理場(兵庫)
プラントメーカー・A社(神戸市)は23日、運転管理を受託する兵庫西流域下水汚泥広域処理場(姫路市)で、汚泥を焼却した際に出る排ガス濃度のデータを改ざんしていたと発表した。
同社によると、同処理場の溶融炉2基で、2011年10月~13年8月までの記録約10万件のうち、約800件で改ざんが見つかった。うち14件が同社と委託契約する県まちづくり技術センターの「業務要求水準値」を超えていたが、いずれも大気汚染防止法に違反する排出超過はなかったという。
改ざんがあったのは、下水汚泥などを加熱処理する際に生じる排ガス濃度を記す運転日報。現場の運転員が、窒素酸化物など4項目の1時間平均値を、同水準値以下の値に書き換えていた。
改ざんは常態化していたとみられ、同社は謝罪した上で「ルールの順守を全社員に徹底する」としている。
出典:2013/10/24 神戸新聞朝刊