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【水質】埋め立て地に汚水流出*常呂漁港*ホタテ加工施設から(北海道)

 北見市常呂町の常呂漁港区内にある常呂漁協のホタテ加工施設から出た汚水が地中の送水管から漏れだし、漁港拡張のための埋め立て地にたまっていたことが3日までに分かった。オホーツク総合振興局は9月29日、同漁協に対し水質汚濁防止法に基づく行政指導を行い、たまった水の水質調査の実施を求めた。

 漁協によると、汚水はホタテをゆでた際に出たもの。漁協が調べたところ、加工場から水処理施設まで汚水を送る、地中の金属製の送水管に穴が開いていた。そこから漏れた汚水が送水管と交差して走る雨水管の継ぎ目から入り込み、この埋め立て地に吐き出されたとみられる。送水管の破損原因については、管の老朽化などが考えられるという。

 同漁協では送水管の破損部分を新しいものと交換したほか、水質調査で環境基準値を超えた場合は水たまりの水を回収する考え。担当者は「今後は汚水管の点検・管理を徹底していきたい」と話している。


出典:2014/10/04付 北海道新聞朝刊地方(北見・オホーツク)
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