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【化学物質】東レ、PRTR法対象物質削減で15年度目標前倒し達成(東京ほか)

 東レは、PRTR法対象物質の大気排出量について、2015年度の削減目標を前倒しで達成した。VOC(揮発性有機化合物)の大気排出量の削減も、昨年度に続き15年度目標を上回った。国内外の関係会社が排ガス回収強化に取り組んだ成果。今後もグループ全体で計画的に削減対策に取り組むことで、さらなる削減を目指す。

 化学物質の大気排出量の削減は、環境負荷低減の最優先課題の1つ。PRTR法対象物質およびVOCの大気排出量を00年度比70%削減することを第4次環境中期計画(11~15年度)の目標に掲げ、グループ全体で削減活動を行っている。

 13年度のPRTR法対象物質の大気排出量は666トンで、前年度比で7%、00年度比では71%削減した。排ガスの吸着回収強化対策を継続して実施している東レバッテリーセパレータフィルムが排出量を12トン、トーレ・プラスチックス(マレーシア)は有機系廃ガスの回収強化対策で70トン減らしている。
 VOCの大気排出量は00年度比74%削減となる955トン。VOCを使用する製品品種の減少で東レコーテックスが排出量を27トン削減したことなどで、前年度に比べても8%削減した。今後も回収設備の適正な運転や計画的な設備対策を実施していく。


出典:2014/09/29付 化学工業日報
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