TwitterYouTube
03-3296-8655(平日10:00-17:00)

【リサイクル】建設リサイクル法一斉パト 県と高松市(香川)

 県と高松市は5月29日、県内全域を対象に建設リサイクル法一斉パトロールを実施。このうち観音寺市の観音寺南小学校等解体工事現場で県、観音寺市や観音寺労働基準監督署の職員らが、現場で分別解体や特定建設資材廃棄物の再資源化が適正に行われているかどうかの点検・指導を行った。

 観音寺市発注の観音寺南小学校等解体工事は小学校、幼稚園他を解体。小学校が鉄筋コンクリート4階建て、幼稚園が鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋で、基礎は一部杭。外構解体撤去と敷き均し整地。工期は3月14日~7月31日。施工は合田工務店。
 これまで小学校の上屋躯体はほぼ完了。現在、基礎部分の解体を進めており、幼稚園は内装材の解体・搬出が完了している。がらの小割りと搬出作業を展開中の同現場には県の土木、環境関連の部署や観音寺市、観音寺労働基準監督署の職員ら6人がパトロールを実施。

 建設業許可業者や解体工事業登録業者による施工のほか、処分業者や処分先を含む適正な分別解体の状況と資格に関わる技能講習の受講状況などについて細部にわたり確認を行った。
 また、書類や現場確認などによるコンクリート廃材、廃木材などの適正な再資源化の状況や、フロン回収・破壊法による業務用冷凍空調機器からのフロン類回収義務付けを踏まえ、位置確認や処理・回収業者などをチェック。特に現場での違反など問題はなかった。

 一定規模以上の解体工事などで発生する廃材を現場で分別しリサイクルを義務付けた建設リサイクル法の全面施行から13年目。県と高松市では分別解体や再資源化等の適正実施のために現地パトロールの強化による指導と取り締まりが重要との判断から、県内全域で一斉パトロールを実施している。

出典:2014/06/03 建通新聞(香川版)
お知らせ一覧へ